2025年1月
13か国14名の都市計画に携わる行政官の学び合いを支援
2024年12月17日、JICA課題別研修「都市計画総合」の閉講式が行われ、1か月間にわたる研修プログラムが終了しました。本研修には、13か国14名の都市計画・都市開発を担う行政官が参加し、ALMECは実施支援機関として、研修の企画・準備、実施管理に加え、研修員の学びを深め、アクションプランの作成を支援するための技術的なアドバイスを提供しました。
参加者は、日本の都市計画や都市開発に関する講義や、東京の街並みや先進的な事業現場の視察を通じ、日本の経験と知見を深く学びました。この学びをもとに、それぞれが自国の課題を分析し、その解決に向けた具体的なアクションプランを作成・発表することで、実践的な成果を得ることができました。
本研修には、JICAが現在実施中の技術協力プロジェクトにおけるカウンターパートや、将来的に協力パートナーとなり得る行政官も参加しており、今後の都市セクター分野の国際協力を推進するための人材ネットワークが形成される貴重な機会ともなりました。
閉講式では、参加者たちが研修を通じて得た学びや交流の成果が共有されるとともに、本研修が国際的な連携の可能性が広がるきっかけとなることを再確認しました。帰国後の参加者からは、「研修で得た知識を活用し、持続可能な都市づくりの実現に向けた取り組みを進めていく第一歩を踏み出した」との報告も寄せられています。
ALMECは今後も、JICAや各国の関係者と連携し、日本の都市計画に関する知見を世界に共有しながら、持続可能な都市づくりと国際協力の推進を支援してまいります。【2025年1月】



