ALMEC / Planning & Management Consultant

ライブラリ

ドキュメント

パンフレット・業務実績リスト

会社案内【PDF】

2023年4月更新 A4/12ページ

入社を希望される方へ【PDF】

2024年4月更新 A4/8ページ *入社を希望される方に向けた会社案内です

会社概要表・組織図【PDF】

2023年4月更新 A4

業務実績リスト/2024年版【PDF】

2024年5月更新 A4/40ページ *概ね過去15年間のおもな業務エリアの実績をまとめました

英文会社案内【PDF】

2023年4月更新 A4/12ページ *海外の実績をまとめた会社案内です

テキスト・論文など

路地散歩「根岸の里の路地を歩く」【PDF】

2023年11月 A4/38ページ
第149回 街なか研究会「路地散歩 根岸の里の路地を歩く」のレポートです。(技術顧問 今井 晴彦、技術顧問 堀田 紘之、国内事業本部 木村 晃郁、他参加者)

「武蔵野台地東端斜面のまち岸町の路地を歩く」レポート【PDF】

2023年5月 A4/30ページ
第147回 街なか研究会「武蔵野台地東端斜面のまち岸町の路地を歩く&新年会」のレポートです。(技術顧問 今井 晴彦、国内事業本部 木村 晃郁、他参加者)

「全国路地サミット 2022 in 長崎~立体路地のまち長崎から路地の魅力を考える~」レポート【PDF】

2023年2月 A4/34ページ
全国路地サミット 2022 in 長崎の感想と長崎の紀行集です。(技術顧問 今井 晴彦、国内事業本部 高尾 利文、国内事業本部 木村 晃郁、他参加者)

路地散歩〜岡谷の酒「神渡」と下諏訪の路地〜【PDF】

2022年12月 A4/7ページ
第146回 街なか研究会〜岡谷の酒「神渡」と下諏訪の路地ツアー〜の随行記です。(国内事業本部 木村 晃郁)

街なか研究会のサイト

全国路地のまち連絡協議会のサイト

2030年のモビリティ(移動性)について考えること【PDF】

2022年4月 A4/21ページ
今後の人口構成の変化、アフターコロナのニューノーマル、技術の進展を想定し、2030年に向けて、モビリティ(移動性)を向上させる視点を整理しました。
是非、ご覧下さい。よろしくお願いいたします。(国内事業本部 内山 征)

ウォーカブルなまちづくりを考える視点【PDF】

2021年10月 A4/16ページ
近年、全国各地でウォーカブルなまちづくりが進められています。また、ほこみち制度ができたことで、道路空間の運用がしやすくなりました。ウォーカブルなまちづくりについては、地域ごとにやり方があるかと思いますが、弊社で考える視点を整理しましたので、参考にしていただければと思います。よろしくお願いいたします。(国内事業本部 内山 征)

地域主体のまちづくり参考書【PDF】

2021年9月更新 A4/98ページ
地域が主体となったまちづくりに取り組む地域が増えています。そうした地域の方々に参考にしていただければと思い、参考書を作成しました。 ご活用ください。(国内事業本部 内山 征)

モビリティ・デザインについて考えること【PDF】

2020年6月 A4/13ページ
人々のアクティビティが多様化し、移動の仕方や身体条件等に合わせて、きめ細かく”人”を単位にモビリティ(移動しやすさ)をデザインすることが求められています。また、近年、自動運転やMaaS等のモビリティを支える技術が進展しつつあることを踏まえ、モビリティ・デザインについて考えを整理してみました。冒頭には、新型コロナウイルスによって厳しい状況にある公共交通の利用・維持の必要性を整理しています。(国内事業本部 内山 征)

インフォメーション

新着トピックス

西五反田の新たなランドマーク

五反田エリアは東京都策定の「都市づくりのグランドデザイン」において、大崎エリアとともに「業務、商業、居住、文化などの多様な機能の高度な集積が進んだ地域」とされており、多くのオフィスや飲食店が立ち並ぶエリアです。
今年4月、その五反田エリアにおいて、大規模複合施設「五反田JPビルディング」が開業しました。
当ビルは、東急池上線大崎広小路駅隣の「ゆうぽうと」跡地に、地上20階(地下3階)建てで建設され、「TOKYO, NEXT CREATION」をコンセプトに、多様な出会いと交流、新しい価値創造を促す次世代の街の拠点を目指すとされています。
1階はフードホールとなっており、東京初出店のお店から五反田の名店まで11の飲食店が出店しています。2階はシェアオフィススペースで、コワーキングスペースやブースなど大小合わせて15の個室があります。3階はオフィスエントランスと品川区が運営する「CITY HALL & GALLERY GOTANDA」(区立五反田産業文化施設)が入り、イベントホールやギャラリーを備えており、多目的な利用が可能となっています。また、4階~12階はオフィスフロアで、14階~20階は星野リゾートが運営するホテルとなっています。
五反田エリアは、賃料が比較的安く、交通の利便性も良いことから、新たなビジネスエリアとして注目が集まっているようです。【2024年7月】

国内事業本部 鈴木 一郎

写真:14階にある空中庭園
14階にある空中庭園は宿泊者以外の方も利用できます

全国路地のまち連絡協議会「20周年記念イベント」のお知らせ

事務局長よりごあいさつ

全国路地のまち連絡協議会は皆様のおかげをもちまして、本年20周年を迎えました。これも、当協議会の趣旨・活動に共感いただき、活動あるいは運営にご参加・ご協力いただいた皆様のたまものと思っております。
今井世話人(当社技術顧問)が2003年2月に全国草の根シンポジウム「木造密集市街地の都市再生~向島から展望を拓く~」(墨田区すみだ生涯学習センター(ユートリア))において「全国の路地のまちを集めてサミットをやるべし」との発言を発端とし、その発言に乗じて木村が住宅市街地総合整備事業業務の中で2003年11月に「第1回路地サミット(十条大会)」(このときは全国を冠していませんでした)を開催しました。
第1回サミットにパネリストとして参加した吉野世話人は、「このコンテンツはいい、来年大阪でやりたい」と発言し、火災から復興した法善寺横丁と空堀をテーマとして2004年に第2回大阪大会を開催し、「路地宣言」の採択と「路地再生協議会」(現路地協)の設立を宣言し、今日に至っています。
今回、当協議会を支えてくださった皆様とクロストークなどによりこれまでの20年をたどるとともに、路地と当協議会のこれからについて、皆様と一緒に考えたいと思います。また、神楽坂のまちを解剖するまち歩きを友好団体とコラボして行います。ぜひ皆様のご参加をいただきたく、ご案内申し上げます。

▶全国路地のまち連絡協議会20周年記念イベント

【日 時】2024年7月6日(土)13:00〜(イベントにより異なります)
【会 場】東京神楽坂界隈・赤城神社あかぎホール
【参加費】まち歩き500円、記念パーティ6,000円、懇親会3,000円程度
【申 込】参加を希望される方は、全国路地のまち連絡協議会宛に氏名、所属、連絡先等を明記のうえ、参加したいイベント(まち歩き、パーティ、懇親会、※まち歩き参加の場合はコースを指定してください)を選択してお申し込みください。

イベント内容
1)ロジスリドンin神楽坂 13:00~14:30(参加費 500円)
全国路地のまち連絡協議会(以下路地協)友好団体である東京スリバチ学会、ドンツキ協会、NPO法人粋なまちづくり倶楽部とのコラボによる神楽坂まち歩きイベント
▷スリバチコース:案内人 皆川典久氏(東京スリバチ学会会長)
高低差が大好物の東京スリバチ学会。武蔵野台地東端の神楽坂の高低差を路地とともにお楽しください。
▷ドンツキコース:案内人 齋藤佳氏(ドンツキ協会会長)
行き止まり・突き当たりが大好物のドンツキ協会。傾斜地がなせるが技の行き止まり・突き当たりをお楽しみください。
▷粋まちコース:案内人 山下馨氏(NPO法人粋なまちづくり倶楽部理事長)
神楽坂生まれの建築家。ジモティだけが知っている、神楽坂の裏話などお楽しみください。
▷路地協コース:案内人 木村晃郁(全国路地のまち連絡協議会事務局長)
神楽坂にある勤務先に20年在職した全国路地のまち連絡協議会事務局長が、珠玉の路地をご案内。
※各コース定員10名程度(先着順)

2)20周年記念パーティ 15:00~17:30
全国路地のまち連絡協議会20周年記念パーティ
会場:赤城神社あかぎホール 東京都新宿区赤城元町1-10
①20周年感謝のご挨拶:今井晴彦(全国路地のまち連絡協議会世話人代表)
②お祝いのメッセージ:西村幸夫氏(東京大学名誉教授・國學院大學観光まちづくり学部学部長・教授)
③全国路地のまち連絡協議会の20年
プレゼン:全国路地のまち連絡協議会事務局長 木村晃郁ほか
④ロジスリドンクロストーク
コーディネーター:今井晴彦(全国路地のまち連絡協議会世話人代表)
皆川典久氏(東京スリバチ学会会長)
齋藤佳氏(ドンツキ協会会長)
山下馨氏(NPO法人粋なまちづくり倶楽部理事長)
⑤閉会の挨拶
吉野国夫(全国路地のまち連絡協議会関西事務局)

3)懇親会(二次会) 18:00~20:00(参加費 3,000円程度)
神楽坂ナイトツアーと参加者との交流をお楽しみください。会場の確保のため必ず事前の参加申込みをお願いします。
会場:竹子 東京都新宿区神楽坂2丁目9 電話:03-3260-3700

イベントの詳細【PDF】

イベントのページ(全国路地のまち連絡協議会ウェブサイト)

車道の「左側」について

自転車は道路交通法上の「軽車両」に区分され、車道の左側を通行することが原則です。
高度成長期の交通戦争と言われる時代の緊急避難的な措置として歩道通行も可となっていましたが、2007年の自転車安全利用五則以降、車道通行原則が徹底されることになり、自転車専用通行帯やナビマークなどの走行環境整備も積極的に進められています。
その車道の「左側」ですが、実際に自転車で走行するとまだまだ問題を抱えていることに気づきます。路側帯付近は排水勾配により様々なものが溜まっている場所でくぎ、ボルト、針金、木片、ごみなど、特に雨あがりなどは多くが流れてくるため、パンクのみならず走行を不安定にさせるリスクがあります。
また、写真はとある場所のグレーチングですが、これでは自転車のタイヤが挟まって重大事故に繋がる危険があります。
自動車との距離感でも危険と感じることがあります。実際に距離を空けずに大型車に追い越される際の恐怖は想像を絶するものです。愛媛県では「思いやり1.5m運動」として、側方を通過する際の安全な間隔を開けるように呼び掛けています。
また、横浜市では思いやりをもって空間を共有するための取り組みとして思いやり SHARE THE ROAD運動をスタートし、動画やイベントを通じて啓発活動を展開しています。
電動キックボードの普及に見られるように、これからは多種多様なモビリティが「車道の左側」を走行することになります。ユーザー目線でハード・ソフトをきめ細かく考えていく必要がありそうです。【2024年6月】

写真:車輪が挟まってしまう車道脇のグレーチング
車輪が挟まってしまいます
写真:車輪が挟まってしまう車道脇のグレーチング
思いやり SHARE THE ROAD運動のチラシ(横浜市)

キガリ(ルワンダ)でバス運転士教習マニュアルの作成

JICAで実施している「キガリ都市交通改善プロジェクト(日本工営株式会社と当社の共同企業体)」では、公共交通に関するステークホルダーへの能力強化を実施しています。活動の一環として、バスドライバーへの研修をサポートする為の「バス運転士教習マニュアル」を策定しています。
本マニュアルは、過去のJICAプロジェクトで、神姫バス株式会社の運転士教導者によって作成されたものを基にしつつ、ルワンダの地域特性に合わせて部分的に修正されています。
マニュアル内の写真撮影にあたっては、地元のバス事業者がバスとドライバーを手配していただきました。本マニュアルがドライバーの運転スキル・接客の改善に役立たれることが期待されます。【2024年5月】

関連業務エリア(海外04 都市全体の交通計画)

写真:マニュアル用の写真撮影の様子 写真:マニュアル用の写真撮影の様子
バス運転士トレーニングマニュアル用写真撮影

動画でわかりやすく!〜コミュニティバス等の利用促進動画の制作〜

みなさんは「ジンバル」をご存じでしょうか? 撮影機材の一つで、ビデオカメラやスマートフォンに取り付ける土台のような装置です。
撮影時の手ぶれを防いだり、スムーズにパン(縦方向や横方向にフレーミングを移動すること)したりと、まるでプロのような動画撮影が可能になります。近年スマートフォンなどを取り付けられる、小型で、しかも高性能のものが増えてきました。
弊社では、近年動画制作のお手伝いをさせていただくお仕事が増えてきており、撮影時には、この「ジンバル」が大活躍しています。先日は港区の委託を受け、コミュニティバス「ちぃばす」の乗車案内や「台場シャトル(お台場レインボーバス)」の乗り場への道を案内する動画を作成致しました。
動画では、音声を用いながら順を追って説明できますので、非常に分かりやすいご案内が可能となります。
今回、弊社では初の試みで、動画のシナリオ作成から、撮影まで一貫してお手伝いさせていただきました。構成をふまえてシーン毎に撮影していく工程は、普段の業務とはまた違った経験となり、私の動画撮影の腕も大分上がったような気がします!
何かを検索するときにブラウザからの検索ではなく、Youtubeなどの動画サイトから調べる人も多い昨今、動画での案内は分かりやすく、目を引きますので、ぜひご活用をご検討ください!【2024年5月】

国内事業本部 小島 桃子

「ちぃばす」のご利用方法【港区ウェブサイト】

「ちぃばす」の特徴・ルートの紹介【港区ウェブサイト】

関連業務エリア(国内05 都市全体の交通計画/公共交通計画)

「ちぃばす」のご利用方法【港区役所】
「ちぃばす」の特徴・ルートの紹介【港区役所】
「レインボーバス」乗り場案内【kmモビリティサービス】

パラオの離島交通を調査しています

2024年2月に「パラオ共和国観光客利便性向上等に資する公共交通システム及び観光モデルルートの検討の情報収集・調査業務」(国土交通省)の一環として、アルメック2名が現地に渡航し、パラオの離島交通の実態に関する情報収集行いました。
パラオでは、ほとんどの住民が本島に居住しています。離島5州の住民にとっては、船便が唯一のライフラインであり、貨物輸送を含めた定期便が運行されていますが、海の状況に影響されやすいため、キャンセルされることも多いです。
現在、船の運航は各州が管理しており、時刻表は州政府に電話で確認するしかないため、観光客にとって非常に不便な状況です。また、現時点パラオでは乗り合いバスが存在せず、荷物量も多いことから、船利用者は、親族または同僚に乗船場まで送迎してもらう必要があります。
パラオは気候変動に直面している島しょ国であり、環境に優しい交通手を導入することで、少しでも地球温暖化対策に貢献でき、またその必要性を訴えていくことが重要と考えます。【2024年4月】

関連業務エリア(海外03 都市交通計画/政策)

写真:カヤンゲル州行きのスピードボート
カヤンゲル州行きのスピードボート:乗客の他に荷物や家禽も載せている
写真:リリュー州行きの船
ペリリュー州行きの船:トラックから貨物を搬送しているところ

青梅市でのグリーンスローモビリティ実証運行

JR河辺駅の南側に位置する河辺町1~3丁目地区は多摩川沿いにあるため、駅とその周辺にある病院や公共施設とはかなりの高低差があります。平面距離50~60mの間に垂直距離で約20mの落差を有します。買物で駅周辺へ行く方が多く、特に高齢者にとって、この急勾配を往復するはとてもきついです。
かつて新規バス路線の導入検討が行われましたが、狭隘道路のため、安全性や経済性の点から一旦白紙に戻りました。近年になり路線バス以外の交通モードの導入が全国各地で進んできたことから、地域ワークショップによる検討を重ね、新しい交通システムとしてグリーンスローモビリティの実証運行を令和5年10月から11月の2か月間実施するに至りました。
グリーンスローモビリティとは時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスです(通称:グリスロ)。同じ乗車定員の一般車と比較して横幅が約8割と狭いため、すれ違いや乗降スペースの確保が難しいところでは導入しやすい車両です。扉がなく、床も低いことから、乗り降りしやすいと高齢者に大好評でした。急勾配でも問題なくスイスイ上るため、運行を継続してほしいという声が多く寄せられました。あまりに好評で、時間帯によっては満車で乗れないことがありました(乗客定員6人)。
実証運行では運賃は無料でしたが、本格運行では有料になることが想定されます。運転操作が比較的シンプルなため私でも安心して運転することができました。運行経費を抑えるために地域の方が運転手になるなどの工夫ができそうです。【2024年4月】

国内事業本部 倉岡 明子

関連業務エリア(国内05 都市全体の交通計画/公共交通計画)

図:グリスロの運行ルート
グリスロ実証運行のルート
写真:坂道を上るグリスロ
狭くて急勾配な道もスイスイ

ケニア国ナイロビ首都圏公共バス運営改善プロジェクトで本邦研修/③熊本市を訪問

3月5日、JICA「ケニア国ナイロビ首都圏公共バス運営改善プロジェクト」本邦研修の研修メンバーは熊本市を訪問し、交通問題に取り組むための公共交通政策やサービスについての研修を受けました。
熊本市は自動車保有率が高く、渋滞が激しい都市です。高齢化・人口減少が進む中、公共交通をどう維持していくかが課題となっています。対策として、市内のバス会社の共同経営にいち早く踏み切ったことで国内の注目を集めています。
午前中は、熊本市都市建設局様に受入れいただき、公共交通政策、共同経営の概要とそれに付随する施策について講義していただきました。
午後は九州産交ランドマーク株式会社様より、中心市街地に開発された複合商業施設「SAKURA MACHI Kumamoto」を紹介していただきました。この施設は、中心市街地活性化に資する施設として、巧緻に設計された「熊本桜町バスターミナル」、商業施設、その他公共施設などを備えている都市拠点です。 ナイロビやケニアにおける将来的なターミナル開発に関して、この施設は大いに参考になる事例だと思われます。【2024年3月】

関連業務エリア(海外06 道路交通安全・交通管理)

写真:講義の様子
講義の様子
写真:視察の様
視察の様子(桜町バスターミナル)

ケニア国ナイロビ首都圏公共バス運営改善プロジェクトで本邦研修/②横浜市を視察

3月4日、JICA「ケニア国ナイロビ首都圏公共バス運営改善プロジェクト」本邦研修の研修メンバーは、世界有数の国際都市である横浜市みなとみらい地区を訪問し都市活動を支える交通についての政策・サービスについて学びました。
午前中のセッションでは、横浜市都市整備局による公共交通政策や事例・スキームに関する講義を行っていただきました。
午後には、午前中の講義で紹介いただいた事例について実際に訪問・試乗しに、みなとみらい地区を訪問しました。港町である横浜市の事例は、内陸国であるケニアでは直接適用できないものも多くありますが、研修員にとって、都市交通・公共交通を検討する際のインスピレーションとなることを期待します。【2024年3月】

関連業務エリア(海外06 道路交通安全・交通管理)

写真:交通サービス試乗の様子
交通サービス試乗(横浜ベイサイドブルー)
写真:交通サービス試乗の様子
交通サービス試乗(横浜シーバス)

ケニア国ナイロビ首都圏公共バス運営改善プロジェクトで本邦研修/①江ノ電バスを訪問

ALMECは、JICA「ケニア国ナイロビ首都圏公共バス運営改善プロジェクト」を実施しており、ナイロビの公共バスサービスの改善を支援しています。2月26日から3月8日まで、日本の道路系公共交通を学ぶための本邦研修を実施しました。
2月29日、株式会社江ノ電バスを訪問しました。江ノ電バスはTVアニメ『スラムダンク』のオープニング映像が世界的に有名な江ノ島電鉄株式会社の子会社です。主に藤沢、鎌倉、横浜で237台のバスを運行しています。湘南営業所を訪問し、事業概要、バスの運行管理および維持管理の実践的な見学を行い、研修員にとって重要な知見となりました。
ケニアの特徴的な公共交通としてマタツ(ミニバスやSUV車両によるサービス)が挙げられます。幹線道路上で大型バスと混在することでしばしば交通渋滞に寄与しています。江ノ電バスも大型バスとミニバスの両方を所有していますが、狭い通りを運行するために小型バスを割り当てるなど、明確な戦略を持っており、ケニアの公共交通政策へのヒントになり得ると考えられます。 【2024年3月】

関連業務エリア(海外06 道路交通安全・交通管理)

写真:視察の様子
視察の様子
写真:細街路を走行する江ノ電バスの小型車両
細街路を走行する江ノ電バスの小型車両

バンコクSmart JAMPプロジェクトの最終発表を行いました

2024年3月1日、タイ国バンコクにおいて、「2023年度Smart JAMP交通分野におけるスマートシティ実現に向けた調査検討業務」(国土交通省)の最終発表会を行いました。
本業務は、日本政府が主導する日ASEAN相互協力による海外スマートシティ支援策(Smart City supported by Japan ASEAN Mutual Partnership: Smart JAMP)の一環として、交通分野における我が国の先進技術やソリューションを活用したスマートシティの具体的な案件を形成することを目的に国土交通省が実施するものであり、当社とニューラルグループ株式会社の共同企業体で取り組んできました。
具体的には、バンコク都及びタイ王国警察の交通警察の協力のもと、バンコク都が道路上に設置している既存のCCTVカメラの映像を活用し、ニューラル社が独自に開発した画像解析AIを用いて、駐車禁止区間に駐車している車両を自動的に検知する技術の検証を行いました。
最終発表では、違反車両の検知・特定の検証結果を共有し、バンコク都や交通警察からは、次のステップとして、取締りへの実装の可能性について議論が交わされました。【2024年3月】

関連業務エリア(海外06 道路交通安全・交通管理)

写真:BMAにおける最終報告会の様子
BMAにおける最終報告会の様子

日立駅周辺地区プレイスメイキング社会実験

茨城県日立市の中心市街地、日立駅周辺地区では、イトーヨーカドーの撤退により、商店街の真ん中に空きビルができ、まちの活力低下が大きな問題となっていました。このような中、日立市の施策として空きビル活用が進められ、2023年4月に商業施設「ヒタチエ」が開業しました。
ヒタチエは、ファミリー層をターゲットとして、無印良品やスーパーマーケット、子どもの遊び場施設、健康診断専門の医療施設、フードコート等をテナントとして、複合施設として運営され、まちへの集客が徐々に増えつつあります。
このような中、商店街の店主、近隣の企業、茨城大学、日立市出身の東京で暮らす方が、まちづくりのグループをつくり、ヒタチエを核に、まわりの商店街やオープンスペースへ、賑わいを広げようという活動を始めることとなりました。
この活動の第一歩は、NPO法人日本都市計画家協会のサポートを受け、場づくりを目的とするプレイスメイキングに取り組むことです。当社から当該協会の会員になっている3名がボランティアで参加しています。
令和6年2月23日に、ヒタチエの中と周辺の道路空間を活用し、3つのプログラムを実施しました。

①レゴブロックで、日立のまちをつくる
航空写真の上に、子どもたちがレゴでビルや家などをつくり、まちを立体的につくります。
②お菓子のリュックをつくる
お菓子を4つつなぎ合わせてリュックをつくります。子どもたちの笑顔を見ることができました。
③次世代型車いすWHILL(ウィル)で道路や建物の中を移動体験
簡単に操作ができ利便性が高い WHILL(ウィル)をレンタルし、道路やヒタチエの中を移動してみる体験です。

これらのプログラムは、まちづくりグループのメンバーが、今後のまちの活性化につながるアイデアを出し合い、実現したものです。
当日は、日立駅周辺地区で、どんな暮らしをしたいかというアンケートを実施し、多くの方からご意見をいただきました。
雪・雨の中、プレイスメイキングの社会実験に多くの子どもたち、大人が参加し、楽しんでもらえたことを踏まえて、次年度以降、本格的なまちづくりに進むことになりました。【2024年3月】

国内事業本部 内山 征

関連業務エリア(国内10 社会実験/その他)

写真:レゴブロックで日立のまちをつくる
レゴブロックで日立のまちをつくる
写真:お菓子のリュックづくりワークショップ
お菓子のリュックづくりワークショップ
写真:ワークショプでのアンケート結果
アンケート結果

下妻市の官民連携によるまちづくり「さん歩の駅サン・SUNさぬま」

年末年始休暇を利用して、妻の実家に近い茨城県下妻市を訪れました。
下妻市を訪れた際には必ず「さん歩の駅サン・SUNさぬま」へ立ち寄り、砂沼湖を一望できるレストランカフェのテラス席でコーヒーをいただきます。テラス席の正面には砂沼湖が広がり、右手には筑波山をみることができます。素敵な景観です。
「さん歩の駅サン・SUNさぬま」は1階に観光物産販売店、2階にカフェレストランと観光案内所となっており、観光物産販売所とカフェレストランは株式会社坂東太郎が指定管理者として運営しています。交流センターにカフェレストランを併設するアイデアは、市民アンケートの結果によるものだそうです。
訪れた日が年末年始でしたが、砂沼湖の周辺を家族で散歩する人やランニングする人、私と同様にコーヒーを飲みながらぼーっと湖を眺める人が多くいました。休日にはカフェレストランのテラス席でヨガ教室や砂沼湖でサップが行われているそうです。
そんな憩いの場となっている「さん歩の駅サン・SUNさぬま」ですが、近傍の「Waiwaiドームしもつま」と合わせ都市再生整備計画事業の中で整備され、立地適正化計画や地方再生コンパクトシティモデル事業で重要な役割を担っています。さらに令和2年度に策定された「下妻市公民連携まちづくり構想案(砂沼戦略)」が、国土交通省の「官民連携まちなか再生推進事業」に採択されました。今後は地域資源である砂沼の親水空間や市街地の既存ストックを活用し、スポーツをまちづくりの手段として使う「スポーツ環境デザイン」と「プレイスメイキング」により、魅力向上を図るとのことでした。
次回訪れた際には「Waiwaiドームしもつま」や市街地へ足を運びたいと思います。【2024年2月】

国内事業本部 今村 知亮

写真:砂沼湖を一望できるテラス
砂沼湖を一望できるテラス
写真:1階の観光物産販売所
1階の観光物産販売所

海外現地レポート〜東南アジア初の高速鉄道に乗車しました〜

2024年1月上旬のジャカルタ出張中、2023年10月に開業したインドネシア高速鉄道に乗車する機会を得ました。
ジャカルタ側の始発駅であるHalim駅は中心部から約10km東方にあり、都市鉄道(LRT)やバスでアクセスできます。荷物検査を抜けると発車30分前から改札が始まり、事前にスマホアプリで購入したチケット(QRコード)をスキャンしてホームへ。
ジャカルタ市内を出ると電車は最高時速350kmで走行します。山林や水田などの車窓を眺めながら、僅か30分で約120km離れたバンドン市の西方15kmにあるPadalarang駅に到着。改札を出てエスカレーターを降りた先には高速鉄道利用者専用の在来線列車が停まっており、約20分でバンドン市中心にあるバンドン駅に着きます。
ジャカルタ側、バンドン側ともに駅が中心部から離れていますが、それぞれフィーダー交通の接続性を高めるなど工夫が見られ、年齢や性別を問わず多くの方が利用されていました。「現在の速度:350km/h」という車内電光掲示板を背景に記念撮影する乗客など、東南アジア初の高速鉄道そのものを楽しむ現地の方々の姿が印象的でした。
最終的にはジャカルタから600km以上離れたスラバヤまで延伸する予定のインドネシア高速鉄道。インドネシアにおいて高速鉄道が人々のライフスタイルや地域間の繋がりをどのように変えるのか、今後も着目していきたいと思います。【2024年2月】

海外事業本部 伊藤 智洋

写真:Halim駅に停車中の高速鉄道
Halim駅に停車中の高速鉄道
写真:プレミアムエコノミークラスの車内
プレミアムエコノミークラスの車内

これまでのトピックス(ニュースアーカイブ)

2024年のトピックス

2023年のトピックス

2022年のトピックス

2021年のトピックス

2020年のトピックス

2019年のトピックス

海外受託情報(プライム案件)

  • 2024年03月 チュニジア国チュニス大都市圏都市交通計画策定プロジェクト詳細計画策定調査(環境社会配慮/気候変動対策)【国際協力機構】
  • 2024年03月 フィリピン国メトロダバオ圏包括的・持続的都市開発マスタープラン策定プロジェクト(QCBS)【国際協力機構】
  • 2023年12月 モンゴル国新ゾーンモド市及び自由経済地域開発促進プロジェクト【国際協力機構】
  • 2023年11月 2023年度 青年研修「地方交通整備」に係る研修委託契約【国際協力機構】
  • 2023年11月 エジプト国大カイロ都市圏及び周辺地域の国土開発計画における都市交通インフラ整備戦略の策定プロジェクト詳細計画策定調査(都市交通計画/公共交通)【国際協力機構】
  • 2023年11月 令和5年度フィリピンの都市開発に係る基礎情報収集及び日本企業参画検討業務【UR都市機構】
  • 2023年10月 ASEANにおける道路交通安全対策共同調査提案事業(2023年度)【国土交通省】
  • 2023年10月 2023年度 Smart JAMP交通分野におけるスマートシティ実現に向けた調査検討業務【国土交通省】
  • 2023年09月 ウガンダ国持続的なコメ振興プロジェクト(Eco-PRiDe)詳細計画策定調査(評価分析)【国際協力機構】
  • 2023年09月 2023年度課題別研修「都市交通総合」に係る業務委託【国際協力機構】
  • 2023年09月 ウランバートル市持続的な都市モビリティ戦略策定調査【ウランバートル市】
  • 2023年09月 ジャカルタDukuh Atas開発案件に関する交通需要予測【三菱地所設計】
  • 2023年09月 課題別研修「都市公共交通(鉄道、MRT、バスなど)」業務委託(第3年次)【国際協力機構】
  • 2023年08月 ウズベキスタン国交通安全促進アドバイザー業務【国際協力機構】
  • 2023年07月 フィリピン国公共交通指向型開発(TOD)能力開発プロジェクト【国際協力機構】
  • 2023年07月 ドミニカ共和国サントドミンゴ都市交通マネジメントプロジェクト詳細計画策定調査(交通計画)【国際協力機構】
  • 2023年05月 パラオ国環境配慮型交通システム整備プロジェクト【国際協力機構】

過去の受注情報