ALMEC / Planning & Management Consultant

ライブラリ

ドキュメント

パンフレット・業務実績リスト

会社案内【PDF】

2023年4月更新 A4/12ページ

入社を希望される方へ【PDF】

2023年4月更新 A4/8ページ *入社を希望される方に向けた会社案内です

会社概要表・組織図【PDF】

2023年4月更新 A4

業務実績リスト/2023年版【PDF】

2023年5月更新 A4/42ページ *概ね過去15年間のおもな業務エリアの実績をまとめました

英文会社案内【PDF】

2023年4月更新 A4/12ページ *海外の実績をまとめた会社案内です

テキスト・論文など

路地散歩「根岸の里の路地を歩く」【PDF】

2023年11月 A4/38ページ
第149回 街なか研究会「路地散歩 根岸の里の路地を歩く」のレポートです。(技術顧問 今井 晴彦、技術顧問 堀田 紘之、国内事業本部 木村 晃郁、他参加者)

「武蔵野台地東端斜面のまち岸町の路地を歩く」レポート【PDF】

2023年5月 A4/30ページ
第147回 街なか研究会「武蔵野台地東端斜面のまち岸町の路地を歩く&新年会」のレポートです。(技術顧問 今井 晴彦、国内事業本部 木村 晃郁、他参加者)

「全国路地サミット 2022 in 長崎~立体路地のまち長崎から路地の魅力を考える~」レポート【PDF】

2023年2月 A4/34ページ
全国路地サミット 2022 in 長崎の感想と長崎の紀行集です。(技術顧問 今井 晴彦、国内事業本部 高尾 利文、国内事業本部 木村 晃郁、他参加者)

路地散歩〜岡谷の酒「神渡」と下諏訪の路地〜【PDF】

2022年12月 A4/7ページ
第146回 街なか研究会〜岡谷の酒「神渡」と下諏訪の路地ツアー〜の随行記です。(国内事業本部 木村 晃郁)

街なか研究会のサイト

全国路地のまち連絡協議会のサイト

2030年のモビリティ(移動性)について考えること【PDF】

2022年4月 A4/21ページ
今後の人口構成の変化、アフターコロナのニューノーマル、技術の進展を想定し、2030年に向けて、モビリティ(移動性)を向上させる視点を整理しました。
是非、ご覧下さい。よろしくお願いいたします。(国内事業本部 内山 征)

ウォーカブルなまちづくりを考える視点【PDF】

2021年10月 A4/16ページ
近年、全国各地でウォーカブルなまちづくりが進められています。また、ほこみち制度ができたことで、道路空間の運用がしやすくなりました。ウォーカブルなまちづくりについては、地域ごとにやり方があるかと思いますが、弊社で考える視点を整理しましたので、参考にしていただければと思います。よろしくお願いいたします。(国内事業本部 内山 征)

地域主体のまちづくり参考書【PDF】

2021年9月更新 A4/98ページ
地域が主体となったまちづくりに取り組む地域が増えています。そうした地域の方々に参考にしていただければと思い、参考書を作成しました。 ご活用ください。(国内事業本部 内山 征)

モビリティ・デザインについて考えること【PDF】

2020年6月 A4/13ページ
人々のアクティビティが多様化し、移動の仕方や身体条件等に合わせて、きめ細かく”人”を単位にモビリティ(移動しやすさ)をデザインすることが求められています。また、近年、自動運転やMaaS等のモビリティを支える技術が進展しつつあることを踏まえ、モビリティ・デザインについて考えを整理してみました。冒頭には、新型コロナウイルスによって厳しい状況にある公共交通の利用・維持の必要性を整理しています。(国内事業本部 内山 征)

インフォメーション

新着トピックス

下妻市の官民連携によるまちづくり「さん歩の駅サン・SUNさぬま」

年末年始休暇を利用して、妻の実家に近い茨城県下妻市を訪れました。
下妻市を訪れた際には必ず「さん歩の駅サン・SUNさぬま」へ立ち寄り、砂沼湖を一望できるレストランカフェのテラス席でコーヒーをいただきます。テラス席の正面には砂沼湖が広がり、右手には筑波山をみることができます。素敵な景観です。
「さん歩の駅サン・SUNさぬま」は1階に観光物産販売店、2階にカフェレストランと観光案内所となっており、観光物産販売所とカフェレストランは株式会社坂東太郎が指定管理者として運営しています。交流センターにカフェレストランを併設するアイデアは、市民アンケートの結果によるものだそうです。
訪れた日が年末年始でしたが、砂沼湖の周辺を家族で散歩する人やランニングする人、私と同様にコーヒーを飲みながらぼーっと湖を眺める人が多くいました。休日にはカフェレストランのテラス席でヨガ教室や砂沼湖でサップが行われているそうです。
そんな憩いの場となっている「さん歩の駅サン・SUNさぬま」ですが、近傍の「Waiwaiドームしもつま」と合わせ都市再生整備計画事業の中で整備され、立地適正化計画や地方再生コンパクトシティモデル事業で重要な役割を担っています。さらに令和2年度に策定された「下妻市公民連携まちづくり構想案(砂沼戦略)」が、国土交通省の「官民連携まちなか再生推進事業」に採択されました。今後は地域資源である砂沼の親水空間や市街地の既存ストックを活用し、スポーツをまちづくりの手段として使う「スポーツ環境デザイン」と「プレイスメイキング」により、魅力向上を図るとのことでした。
次回訪れた際には「Waiwaiドームしもつま」や市街地へ足を運びたいと思います。【2024年2月】

国内事業本部 今村 知亮

写真:砂沼湖を一望できるテラス
砂沼湖を一望できるテラス
写真:1階の観光物産販売所
1階の観光物産販売所

海外現地レポート〜東南アジア初の高速鉄道に乗車しました〜

2024年1月上旬のジャカルタ出張中、2023年10月に開業したインドネシア高速鉄道に乗車する機会を得ました。
ジャカルタ側の始発駅であるHalim駅は中心部から約10km東方にあり、都市鉄道(LRT)やバスでアクセスできます。荷物検査を抜けると発車30分前から改札が始まり、事前にスマホアプリで購入したチケット(QRコード)をスキャンしてホームへ。
ジャカルタ市内を出ると電車は最高時速350kmで走行します。山林や水田などの車窓を眺めながら、僅か30分で約120km離れたバンドン市の西方15kmにあるPadalarang駅に到着。改札を出てエスカレーターを降りた先には高速鉄道利用者専用の在来線列車が停まっており、約20分でバンドン市中心にあるバンドン駅に着きます。
ジャカルタ側、バンドン側ともに駅が中心部から離れていますが、それぞれフィーダー交通の接続性を高めるなど工夫が見られ、年齢や性別を問わず多くの方が利用されていました。「現在の速度:350km/h」という車内電光掲示板を背景に記念撮影する乗客など、東南アジア初の高速鉄道そのものを楽しむ現地の方々の姿が印象的でした。
最終的にはジャカルタから600km以上離れたスラバヤまで延伸する予定のインドネシア高速鉄道。インドネシアにおいて高速鉄道が人々のライフスタイルや地域間の繋がりをどのように変えるのか、今後も着目していきたいと思います。【2024年2月】

海外事業本部 伊藤 智洋

写真:Halim駅に停車中の高速鉄道
Halim駅に停車中の高速鉄道
写真:プレミアムエコノミークラスの車内
プレミアムエコノミークラスの車内

"GeoGuessor"を楽しむ

GeoGuessorというゲームをご存じでしょうか?筆者自身も詳細は知らないのだが、世界中のストリートビューの写真を頼りに、その場所をあてる、というゲームです。
ALMECの海外部のメンバーは世界中飛び回っているので、その出張で訪れた写真を集めるだけで、ALMEC版GeoGuessorを楽しむことができる、と、今年の海外部忘年会のゲームとなりました。
写真の中に写る人の様子から、だいたいの地域がGuessできる。南アジアかな? 中央アジアかな? その中からALMECの業務実施国を思い浮かべ、可能性のありそうな国をGuess。ネパールかバングラディシュか。キルギスかウズベキスタンか。セルビアかボスニアヘルツィゴビナか。難しかったのは、ALMECが得意としない南米地域。エクアドルに行った社員がいたとは。
今年は、国内の地方を対象とした調査も実施しており、日本国内の写真も出題され、都道府県単位までGuess。こちらが一番難解で、写真提供者と、その航空券をアレンジした方だけが正解でした。
皆様も、ぜひ、社内や大学の研究室で楽しんでみてください。【2024年1月】

海外事業本部 金子 素子

写真:カトマンズ(ネパール)
Guess where?
写真:オシ(キルギス)
Guess where?
写真:渋川市(群馬県)
Guess where?
写真:滝川町(北海道)
Guess where?
写真:コロール(パラオ)
Guess where?
写真:キト(エクアドル)
Guess where?

【答え】上から
カトマンズ(ネパール)
オシ(キルギス)
渋川市(群馬県)
滝川町(北海道)
コロール(パラオ)
キト(エクアドル)

ごあいさつ〜2023年を振り返って〜(国内事業本部より)

2020年1月から日本で発症が始まったコロナも昨年夏ころから落ち着きを見せており、まちの動きも活発になってきているようです。昨年末には麻布台ヒルズや渋谷さくらステージ等の大規模開発が開業し、今後も東京駅周辺や新宿駅・池袋駅・品川駅周辺などターミナル駅を中心とした大規模開発計画にも期待したいところです。
また、弊社近くの百貨店等売り上げも順調に伸びているようで、インバウンドの回復などオーバーツーリズムなど問題を抱えつつもコロナ以前の状況に戻りつつあるようです。
一方で、働き方改革等によるバスや貨物のドライバー不足などの移動手段がついていないのも気になるところですが、宇都宮のLRTが昨年やっと開業など新たな手段も認知されるようになり、今後も公的な移動手段の整備が進むことを期待しています。(横浜にLRTを走らせる会の理事の一人として)

最後になりましたが、本年も大変お世話になり誠にありがとうございました。来年も気持ち新たにして業務に取り組む所存でございますので、変わらぬ御指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。【2023年12月】

取締役 大沼 安秀

写真:開業イベントの麻布台ヒルズ中央広場
昨年開業した麻布台ヒルズ中央広場

海外現地レポート~ウズベキスタンにおける交通マナー~

ウズベキスタンは中央アジアに位置する内陸国で、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、トルクメニスタンに隣接しています。同国は、交通事故情報の管理と運用に課題を抱えており、これにより交通事故の実態に適した対策を立案することが困難となっています。この問題に対応するため、「JICAウズベキスタン国交通安全促進アドバイザー業務」が2023年7月に当社と建設技研インターナショナルの共同企業体によって開始されました。
首都タシュケントを歩いてみると、驚きの体験が待っています。自動車が歩行者に道を譲ってくれないのです。横断歩道を渡る際、親切な運転手が停止してくれるのを待つ必要があります。信号付きの横断歩道でさえ安全は保証されず、不安を感じながら渡る必要があります。
このような状況では、自動車の保有が「賢明な」選択となり、さらに自動車中心の社会へと進んでいく恐れがあります。
私たちは、安全に歩ける街の形成を目指し、交通安全対策の立案に関する支援を提供していきたいと考えています。【2023年12月】

海外事業本部 太瀬 隆敬

関連業務エリア(海外06 道路交通安全・交通管理)

写真:現地の様子
横断歩道の様子(タシュケント)
写真:現地の様子
レギスタン広場(サマルカンド)

牛久市で近距離モビリティの体験乗車や公共交通の利用促進キャンペーンを行いました

2023年11月、公共交通の利用促進を目的として、第31回うしくWaiワイまつりで公共交通利用促進キャンペーンを実施しました。これは、牛久市地域公共交通会議から受託している「令和5年度牛久市公共交通利用促進等調査業務」の中で行いました。

①WHILL(ウィル)の体験乗車
「WHILL(ウィル)」は、もっと自由に移動すればもっと毎日は豊かになる "すべての人の移動を楽しくスマートにする" 近距離モビリティで、次世代型電動車いすです。「WHILL」のような近距離モビリティは、最寄りの駅やバス停から目的地までをつなぐラストワンマイルにおいて、誰もが快適で安全に移動できる新たな移動手段となる可能性があります。
近距離モビリティを市民の皆様に知ってもらうため、体験乗車を行いました。牛久市長も乗りに来てくださいました。体験乗車をした方にアンケートを取った結果、とても乗りやすかった、とても操作しやすかったという声が多くあがりました。

②牛久市コミュニティバスかっぱ号実車展示・こども運転士なりきり体験
牛久市コミュニティバスかっぱ号の車両を展示し、さらに運行会社の関東鉄道に子ども用の運転士の制服をお借りしました。普段は座ることのできない運転席に座って写真を撮るため、親子連れが列をなしていました。

③牛久市乗合タクシーうしタク登録会
④かっぱ号の小学生向けお試し乗車券申込
⑤公共交通マップ、かっぱ号ペーパークラフトの配布
公共交通啓発ブースでは、牛久市乗合タクシーうしタクの会員登録の受付、コミュニティバスかっぱ号の小学生向けお試し乗車券の申込受付、公共交通マップの配布、かっぱ号のペーパークラフトの配布を行いました。公共交通マップのデザイン作成や、かっぱ号のペーパークラフトの作成も弊社で行っています。

この日は天候にも恵まれ、多くの人に立ち寄っていただけました。今回のモビリティ・マネジメントが、牛久市の公共交通の利用者数増加につながることを期待しています。【2023年11月】

関連業務エリア(国内10 社会実験/その他)

写真:キャンペーンの様子
WHILL
写真:キャンペーンの様子
WHILLの体験乗車の様子
写真:キャンペーンの様子
かっぱ号実車展示・こども運転士なりきり体験
写真:キャンペーンの様子
公共交通啓発ブース

紀行 "石見銀山大森のまちとグリーンスローモビリティ"

夏休みを利用して石見銀山の城下町、石見大森町を訪れました。
ブラタモリで、古い町並みが連なる風情豊かなまちを見て、是非訪れたいと思っていました。1600年代前半から、石見銀山の行政と商業の中心地として機能していたまちです。出雲縁結び空港から車で1時間程度、手元のガイドブックには駐車場の位置が書いておらず、10分程うろうろしましたが、まちの北端(入口)の大森代官所跡広場に駐車場があり、車を止めてまち歩きを開始。
駐車場出て正面に、「いも代官ミュージアム(石見銀山資料館)」が立派な門構えと塀を見せていましたが、資料館は名前からスルー。その隣に「中村ブレイス」という明治~大正期の建物が建っており、何だろうといぶかりながら通過。東京に帰ってから調べてみたら、中村ブレイス株式会社は大森町の古民家の再生・リノベーションを行政の支援を得ずに行っているようで、再生建物数64棟、「町に文化力を」との想いからゲストハウス、オペラハウス、図書館などに再生し、住宅も再生し従業員が住んでいるとのこと。すばらしい取り組み。ちなみに中村ブレイスは、義肢装具・医療用装具の製造販売しているメーカーで、「再び世界に誇れる町に」の想いで地域社会に貢献しているとのこと。すばらしい。そういえば、富山市の岩瀬浜も桝田酒造が、同様の活動をしていたことを思い出しました。

中村ブレイスのウェブサイト

写真:石見大森町の風景
大森町の町並み

中村ブレイスを過ぎた辺りから、幅三間程度の道路の両側に木造平屋と二階建の重伝建の町並みが連なっていきます。月並みな言葉で恐縮ですが、タイムスリップしたようです。手前右側には石見銀山らしく銀細工の店などが入居しています。左手に重要文化財である熊谷家住宅の白い漆喰壁がきれいです。
ふと後ろに気配を感じたので振り返ると、グリーンスローモビリティ「ぎんざんカート」が迫ってきています。電動カートなので、全く気がつきません。これに乗りたい人が運転士と話をしていたので初めて気がつきました。ちょうど停留所になっていましたが、代官所ゾーンと武家・町屋ゾーン(両方を合わせて「町並み地区」)はフリー乗車区間とのこと。早速、乗り込むことにしました。客はほかに2名、500円を支払います。運転士は沿道の解説をしながら、ゆっくりとした上り坂となっている道を快適に進んでいきます。静かなまちに電動カートは、速度と静かさがちょうどいい。10分くらい乗った武家・町屋ゾーンの端辺りで「下車しまーす」と声をかけたたところ、くだんの運転士、急に慌て始め、ここで降りるのであれば料金が違うということで(フリー区間は100円)、慌ただしくおつり400円を渡されました。この先は銀山の坑道などがある銀山ゾーン。佐渡の金山を既に見ているので坑道はパス。
武家・町屋ゾーンから代官所ゾーンへとゆっくり歩いて行くと、所々に店舗や工房・ギャラリーになっているものがありますが、あまり興味を引くものはなく、気になったのは「町並み地区」のほぼ中央のヒダカというドイツパンとお菓子のお店・カフェ(昼食にはちょっと早いので入りませんでした)。

写真:石見大森町の風景
グリーンスローモビリティ "ぎんざんカート"

町並みの写真を撮っていたら、台風の接近もあって急に大粒の雨が降ってきました。駐車場とおぼしき建物に避難して雨を見ていると、向かいの有馬光栄堂のご主人と目が合ってしまいました。ご主人「お茶があるので、雨宿りしていきませんか」と言う。う~ん、仕方なし!お誘いに乗って店に入ると、何という巡り合わせであるか!グリスロの運転手も話していたが、ご主人もNHKの番組「ブラタモリ」でタモリが来たとうれしそうに話していました。この小さなまちには、大ニュースであったでしょう。お茶を1杯もらっているうちに、雨がぱったりと止み、仕方なし、店の名物「げたのは」せんべいを購入して、礼を言いつつ店を後に。
「町並み地区」のほぼ中央に、元大森地区裁判所の建物を利用した「町並み交流センター」があり、銀山の歴史と暮らしを紹介しています。ガイドマップがおいてそうなので覗いてみると案の定、ここでイラストとマップをゲット。
川を挟んだその斜め向かいの小高いところにある観世音寺は、光栄堂のご主人が「眺めがいいよ」「ブラタモリのオープニングはあそこだよ」と言われていたので登ってみました。境内からは「町並み地区」の南北を見渡すことができます。メインストリートのほぼ一本道に張り付く木造古民家の列が見え、のんびりした気持ちになります。
この山奥の小さなまちで、大森町文化財保存会に住民全員が加入し、古い外観に改築もしている、中山ブレイスの活動もあり、小さなエリアマネジメントが行われている、小さなまちだからこそ、地域が一体となった取り組みができる、そうした活動がブラタモリを呼び、新たな観光客を呼んでいる、私も含めて…。町並みと併せて素敵なまちでした。【2023年10月】

国内事業本部 木村 晃郁

写真:石見大森町の風景
石州瓦の美しい家並み

キガリ都市交通改善プロジェクトの本邦研修を実施しました

JICAで実施している「キガリ都市交通改善プロジェクト(日本工営株式会社と当社の共同企業体)」では、10月10日から20日にかけて、九州を中心に訪日研修を行いました。この研修では、北九州、福岡、および長崎の都市交通の事例を取り上げ、交通政策に関する深い知識と理解を得ることを目指しています。当社は、本プロジェクトで「公共交通計画・管理」部門を担当していることから、以下の2つの機関を訪問し、都市交通の現状や事業の詳細について学びました。

西日本鉄道株式会社
日本で最も大規模なバス会社の一つであり、1日に3,000台以上のバスを運行しています。研修では、西鉄バス研修センターとアイランドシティ営業所を訪問し、バス専用レーンの導入、運転士の研修、停留所での情報提供、新しいモビリティサービスの導入といった先進的な取り組みを学びました。キガリ市でもいくつかの取り組みが進行中であり、その実務に関する課題や取り組みについての実際の声を直接聞くことができました。

北九州高速鉄道
北九州市が100%出資する法人で、都市モノレール(小倉線:小倉駅 - 企救丘駅)を運営しています。キガリ市にもモノレールの整備計画が存在するため、行政担当者からの関心が特に高く、運営方法、中央管制制御、軌道や車両の維持管理など、多岐にわたる部門を見学しました。特に「上下分離方式」というモノレールの整備方法は、研修者にとっては新しい概念であり、詳細な説明が求められました。【2023年10月】

関連業務エリア(海外04 都市と交通の一体開発計画)

写真:視察の様子
西鉄アイランドシティ・車両デポ視察
写真:視察の様子
北九州モノレール試乗
写真:視察の様子
北九州モノレール・車両デポ視察

宇都宮のLRT「ライトライン」に乗ってきました

宇都宮駅東口に出ると、ガラスを主体とした屋根付き歩行者デッキでバス乗り場とライトライン停留所に降りていけます。デッキの上から眺めていると、東口の建物の陰から稲光(雷銀座と言われる栃木県)をイメージした黄色と黒の車体がRを描きながら、ゆっくり、かつ、静かにホームに入線してきました。長いノーズも相まって、いいデザインだなと感じました。

写真:停留所に入線・停車するLRT 写真:停留所に入線・停車するLRT
停留所に入線・停車するLRT

ホームと車体との隙間や段差はほとんど無く、軽度の障害であれば車椅子で一人でも乗り降りできるのではないかと思います。
ドアの内側、下段に乗車用のICカードリーダーが、上段に下車用のICカードリーダーが設置され、ICカードをタッチして乗り降りします。現金で乗車の場合は、停留所にある整理券発行機から整理券を取得し、車両の最前部と最後部に料金箱が設置されており、これで料金を精算するとのこと。

写真:ホームとの隙間・段差
ホームとの隙間・段差
写真:車内とドア横のカードリーダー
車内とドア横のカードリーダー

車内はやはり、黒と黄色を配色していますが、天井が白基調の色となっており、大きな窓と相まって明るいイメージに仕上がっています。シートはクロスシートが主体となっていますが、連結部付近に若干ロングシートが設置されています。
ただ、このクロスシートは車輪との関係か、シート下に空間が無い上、シート間が狭いことから、向かい合わせの人がお互いに足をずらさないと、座れない状態です。また、車両中央の通路部はドア部より若干高いため、ドアに向かって傾斜しており、その脇で微少な段差ができていることも気になります。

写真:車内はほぼ満席 足が収まらない
ほぼ満席 対面シートは足が収まらない
写真:ドア脇の微小な段差
出入口脇の微小な段差

乗り心地は、静かかつ揺れもほとんどなく快適でした。座席はほぼ満席状態で、私は5つめの電停まで乗車しましたが、立っていてもバランス崩すこともありませんでした。最後尾に乗ると運転席を眺めることができ、鉄ちゃんにはたまらないシチュエーションではないでしょうか。

写真:運転席の計器等
運転席の計器等

電停は基本的に信号のある交差点の、交差点を通過したところに設置されています。これは、対向車線の右折レーンに相対する部分を利用するためです。このため、信号との連携ができない場合、信号で停車し、停留所に停車するというパターンになり、利用客としてはちょっとイライラするかもしれません。
平日の午後でしたが、道路の渋滞はほとんどなく、少なくとも自動車通行部分が一車線減少している割には、自動車交通とLRTが共存できているように見えます。ただ、朝夕のラッシュ時を見ていないのでなんともいえませんが。
信号機には、LRT専用が併設され、オレンジ色の矢印信号が表示されています。免許取得の時に教習所で習ったなあと思いつつ、詳細は忘れていることに気がつきました。

写真:路上軌道部の電停
路上軌道部の電停
写真:LRT用が追加された信号機
電車用が追加された信号機

実は、弊社では2018年にLRT沿線のまちづくりを地域の企業が集まって検討するワークショップの運営業務を担当していました。当時、地域の企業の皆さんとLRT開通後に向けて、様々な意見を交換したことを思い出します。LRTからのフィーダー交通をどうする、鬼怒川を生かした観光の推進、工業団地を観光活用、駅東口に屋台村、カフェのある電停などなど、当時の議論のまとめを見ると、今後の沿線まちづくりがどの様に進んで行くのか、懐かしさと期待が交錯します。
その第一弾となるのでしょうか、当時餃子屋村があった東口には、PPPによりライトキューブ宇都宮(交流拠点施設)を中核とする、建物群が完成していました。

写真:宇都宮ライトキューブ
宇都宮ライトキューブ
写真:東口歩行者デッキ
東口歩行者デッキ

ライトキューブ宇都宮の2階には、カフェや餃子の「みんみん」、お土産コーナー、栃木の酒を中心に取り扱う酒屋などが出店しています。この酒屋では、栃木の酒飲み較べセット3種類60ml1,200円で楽しむことができます。この日は、全部で9種類松の寿、仙禽、鳳凰美田、辻善兵衛など、銘酒が並んできました。私は、時間がなかったので、カキ味噌をあてに、ビールを一杯、この日は暑かったので体に染み入りましたね。
こうした地元のいいものを、楽しめるスペースがライトライン沿線にできて、地産地消で地域が賑わっていってほしいと思います。【2023年10月】

国内事業本部 木村 晃郁

写真:
みんみんの餃子セット
写真:
酒屋と角打ちカウンター

ビッグデータ活用インタビュー記事が掲載されました(at ブログウォッチャー)

アルメックでは、モバイルビッグデータを用いた分析も行っています。たとえば、モバイルビッグデータの位置情報を使うと、コロナ前後の駅前の人流の変化を可視化することができます。これを踏まえて駅前の活性化のために重点的に取り組むべきエリアを示すなど、交通に限らず、まちづくりの仕事にも活かすことに取り組んでいます。
先日は、モバイルビッグデータを提供していただいている株式会社ブログウォッチャーさんにお招きいただき、取り組んだ結果やデータの扱いで苦労したことなどを、内山・小島で発表させていただきました。オンライン開催ながら、質問もたくさんいただきました。モバイルビッグデータの活用方法について、多くの方が関心を持たれていることが感じられるセミナーでした。
大変好評なセミナーだったそうで、株式会社ブログウォッチャーさんのウェブサイトに記事としても掲載いただきました。ぜひご覧下さい↓。【2023年9月】

セミナーレポート(ブログウォッチャーのウェブサイト)

関連業務エリア(国内02 地区のまちづくり計画)

写真:委員会後の集合写真
セミナーレポ−トのカバーページ

第15回アジア交通学会国際会議に参加しました

2023年9月4日から7日にかけて、マレーシア国のクアラルンプールにおいて第15回東アジア交通学会(EASTS Eastern Asia Society for Transportation Studies)国際会議が開催され、当社から数名が参加しました。
EASTSは 東アジア地域各国の参加を得て、1994年に設立された国際学会です。国際会議が95年以降、2年に1度の頻度で開催され、アジア地域で交通分野を専門とする産官学関係者が、技術・情報交換などを目的に多数参加しております。今回は750名が参加し、574本の論文の口頭・ポスター発表が行われました。
EASTSは、当社の業務内容と非常に関りの深い学会です。筆者は2015年以降、毎回参加しておりますが、今まで業務を通じて知り合った方々と再会する場として、楽しみにしております。今までのつながりを深め、また新たなつながりを広げる良い機会ととらえ、会社内でも、積極的に参加するよう奨励しています。
今回、弊社からは以下の論文発表が行われました。【2023年9月】

海外事業本部 太瀬 隆敬

関連業務エリア(海外10 調査・研究・評価)

パラオ国環境配慮型交通システム整備プロジェクトの第1回合同調整委員会が実施されました

JICAパラオ国環境配慮型交通システム整備プロジェクトの第1回合同調整委員会(JCC)が2023年6月に開催されました。 JCCには、パラオと日本の主要関係者が集まり、①島内の交通課題への対応の必要性、②持続可能なモビリティの確保を目的とした路線バスサービスの試験導入、③環境配慮型の公共交通マスタープランの策定等について協議が行われました。
会議の中で、メトゥール大臣は、車を持たないパラオ人が直面する交通問題を指摘し、二酸化炭素排出量削減に対する政府の取り組みの重要性を強調しました。 同氏は公共交通機関としてバスの利用を奨励し、プロジェクトの成功には日本の技術協力が極めて重要であることも併せて強調しました。
本プロジェクトは2023年5月に開始され、3年間上記の①~③の活動を実施予定です。
なお、本JCCの様子は地元新聞社3社がその内容を記事として紹介するなど、現地の関心の高さも伺われました。【2023年7月】

関連業務エリア(海外08 環境管理計画/政策)

写真:委員会後の集合写真
第1回合同調整委員会後のフォトセッション
写真:プロジェクト概要の説明を行う当社の関
関によるプロジェクト概要の説明

バンコクATCシステムのオープニングセレモニーを開催しました

JICAで実施中の「モデル地域交通管制システムの構築を通じたバンコク都渋滞改善プロジェクト」において、2023年6月26日、本プロジェクトで構築したモデル地区における面的交通管制(ATC)システムのオープニングセレモニーを開催しました。式典はチャチャート・シティプン バンコク知事が議長を務め、バンコク首都圏庁(BMA)、タイ王国警察(RTP)、その他の交通関連機関、研究機関やメディアなど120人以上が参加し、会場の様子は、複数のメディアに取り上げられました。
このATCは、交通渋滞というバンコクの差し迫った課題の解決を目指す取組として、知事を始め現地関係者の注目を浴びています。本プロジェクトでは、ATCシステムのパイロットプロジェクトとして、ラマ6世通り、ラチャウィティ通り、パホ--ンヨーティン通り、プラディパット通りに囲まれた地区にATCを導入し、その効率性と有効性の検証を進めています。
チャチャート・バンコク都知事は、バンコクの交通管理を変革するこのプロジェクトの意義を強調し、日本大使館とJICAの協力に感謝の意を表しました。知事はさらに、すべての住民の利益のために、より効率的で住みやすい都市を作るという意思を強調しました。
警視庁の副総監であるジラサン・ケォセンエェク首都圏警察 副長官は、ATCシステムは交通信号管理の負担を軽減するだけでなく、交通警察が交通取締りなどの重要な業務を遂行する時間を確保することにつながるという見解を示しました。
日本大使館の田坂拓朗公使は、日本とタイの強力な二国間協力関係を強調し、日本の技術がタイの交通渋滞の緩和や持続可能な都市開発にプラスの効果をもたらすことを話されました。
JICAタイ事務所の鈴木和也所長は、このプロジェクトの実現に向けたJICAとタイのパートナーとの実りある協力関係を取り上げ、交通状況の改善、温室効果ガスの排出削減、ひいてはバンコク市民の生活の質の向上におけるATCシステムの重要性を強調しました。
このATCシステムは、交通を効率的に処理することで、交通混雑の緩和と移動時間の短縮に貢献し、より持続可能で住みやすい都市の実現が期待されます。パイロット・プロジェクトの成果を踏まえて、バンコク市と交通警察が連携し、ATCシステムをさらに拡張計画を検討することとしています。 【2023年7月】

プロジェクトのページ(JICAウェブサイト)

セミナー会場からのライブ動画(Facebook)

関連業務エリア(海外06 道路交通安全・交通管理)

写真:会場の様子
会場の様子
写真:説明を行うJICA専門家チームの松岡氏
モデル地区に導入したシステムについて説明を行うJICA専門家チームの松岡氏
写真:関係者の集合写真
集合写真

ルワンダ キガリ市における公共交通改善に係るパイロットプロジェクト

ルワンダの首都キガリ市では、2013年以降、バス交通の再編が行われています。事業者間の競争を避けるため、市内は4つのゾーンに分割され、6つの事業者がバスの運行を担当しています。しかし、老朽化した車両やオートバイタクシーの台頭などにより利用者数が減少しており、バス事業の改革が求められています。
「JICAキガリ都市交通改善プロジェクト(日本工営株式会社と弊社の共同企業体)」では、公共交通および既存の交通ネットワークにおける交通流管理の政策、施策、計画の整備を通じて、公共交通利用の促進と都市交通の向上に貢献することを目指しています。私たちは「公共交通計画・運用」として参画し、公共交通改善に向けたアクションプランの策定支援を行うとともに、以下のパイロットプロジェクトも実施しています。

オープンデータ整備
キガリ市内のバス路線をGoogle Mapやその他の地図アプリに反映させる取り組みを行っています。Googleが定義したGeneral Transit Feed Specification(GTFS)のフォーマットに従い、バス路線の情報を整理・提出し、Googleの審査を通ると、情報が公開され、Google Map上の乗換案内に表示されるようになります。現在、Royal Express社のバス路線のGTFSの実装を行いました。近日中に全路線のGTFS化を計画しています。

ダイアグラム運行
キガリのバスは定められた運行スケジュールがなく、運転士は乗車率がある程度になるまで発車せず、休憩も個人の判断で行っています。そのため、全体の運行管理が困難であり、運行間隔に偏りやバラツキが生じています。また、運行遅れといった概念が存在しないため、バスの運行効率やサービスレベル、収益性に課題があります。キガリ市政府はバス路線の改善に向けて定時運行を導入することを目指していますが、実施には大きなハードルが予想されます。
そのため、私たちはダイアグラム運行の導入に向けた活動を行っています。ダイアグラム運行では、運転士に対して起終点や折り返しの発車時刻や運行回数を事前に指示し、遅れが生じた場合も必要な法定休憩時間を取り、原則的にパターンや運行回数を維持しながら運行する形式です。これにより乗務時間や退勤時刻も把握できるため、全体的な運行効率が改善され、収益性も向上することが期待されます。
ルワンダの習慣や就労環境を考慮すると、日本で採用されている方式をそのまま導入することは難しいため、現地の事業者や政府と協議を重ねながら、現地化に向けた取り組みを進めています。【2023年7月】

関連業務エリア(海外04 都市と交通の一体開発計画)

スクリーンショット:GTFS実装後のGoogle Mapsの経路検索結果
本プロジェクト内で実装したGTFS(出典:Google Maps)
写真:ダイアグラム運行に係るトレーニングの様子
ダイアグラム運行に係るトレーニング

これまでのトピックス(ニュースアーカイブ)

2023年のトピックス

2022年のトピックス

2021年のトピックス

2020年のトピックス

2019年のトピックス

海外受託情報(プライム案件)

  • 2023年05月 モンゴル国トゥブ県フシグ谷の新都市の開発に係る投資促進及び経済自由地域関連法制度整備支援プロジェクト詳細計画策定調査(都市計画/法制度)【国際協力機構】
  • 2023年02月 市民参加協力事業を中心とした国内事業の地域国際化活性化への貢献度にかかる調査【国際協力機構】
  • 2023年02月 ケニア国道路交通事故に対する安全管理体制強化プロジェクト詳細計画策定調査(交通計画・交通政策)【国際協力機構】
  • 2023年01月 アンゴラ国東部地域種子生産プロジェクト詳細計画策定調査(評価分析)【国際協力機構】
  • 2022年11月 ASEANにおける道路交通安全対策共同調査提案事業(2022年度)【国土交通省】
  • 2022年10月 ベトナム国中部地域における洪水被害復旧および洪水対策マスタープラン策定プロジェクト詳細計画策定調査(環境社会配慮)【国際協力機構】
  • 2022年10月 フィリピン国メトロダバオ圏包括的・持続的都市開発マスタープラン策定プロジェクト詳細計画策定調査(地域開発・都市計画)【国際協力機構】
  • 2022年10月 バングラデシュ国インフラ事業の社会経済的なインパクトに関する実証研究に係るデータ収集【国際協力機構】
  • 2022年09月 課題別研修「都市公共交通(鉄道、MRT、バスなど)」委託業務(第2年次)【国際協力機構】
  • 2022年09月 パラオ国環境配慮型交通システム導入に係るマスタープラン策定プロジェクト詳細計画調査 (バス事業運営)【国際協力機構】
  • 2022年09月 課題別研修「都市計画総合」研修委託契約【国際協力機構】
  • 2022年08月 令和4年度ベトナムにおける都市開発事業への日本企業参入支援事業に係る業務【UR都市機構】
  • 2022年07月 フィリピン国公共交通指向型開発(TOD)能力開発プロジェクト(先行調査)【国際協力機構】
  • 2022年05月 課題別研修「都市交通総合」業務委託(第2年次)【国際協力機構】
  • 2022年03月 ナイロビ首都圏公共バス運営改善プロジェクト【国際協力機構】
  • 2022年03月 経済開発のための養殖及び水産流通改善プロジェクト詳細計画策定調査(評価分析)【国際協力機構】
  • 2022年02月 幹線道路交通安全改善プロジェクト【有償勘定技術支援】(第2期)【国際協力機構】

過去の受注情報